これからギターを始める上で必要になる機材、持っておいた方が良い道具をおすすめ致します。なるべく安価で上質な物をまとめました。実際の楽器屋さんで購入するよりも安いのでオススメです。
ギター
まずはギターですね。
最初に買うギターは見た目が気に入った物を選ぶのが一番です。
好きなアーティストと同じモデルや、色、形が気に入った物で構いません。
特に欲しい物がない場合は、エレキギターはSQUIER(スクワイア)という初心者向けのギターを主に作成しているメーカーのストラトキャスターという形状がおススメです。
色々な種類があるエレキギターの中でも癖がなくシンプルで扱いやすいです。
アコースティックギターの場合はIbanez(アイバニーズ)というメーカーのAEGシリーズという型番がおススメです。弦高(弦の浮いている高さ)が低くネックも細いので左手が楽に押さえられ、ボディも薄いので弾きやすく生音もよく鳴ります。値段もサウンドハウスでは約40000円と初めてのアコギにはピッタリです。カラーも何種類かあるのでお気に入りのものをお選びください。
ちなみにこのギター、正確にはエレクトリックアコースティックギター(エレアコ)と呼ばれるタイプのギターで、エレキギターのようにアンプに接続して音を出す事が出来ますので、ライブなどを行う際に便利です。
7才〜10才ぐらいのお子様ですと通常のギターでは大きく弾きにくいので、こちらのギタレレがオススメです。ギターとウクレレの中間のサイズです。大人の方でも普通に弾ける大きさです。
これからギターを始められる方は、左利きの方でも右利き用ギターの購入をおススメします。
理由は需要が少ないため左利き用ギターを取り扱っているお店がとても少なく、生産数も少ないためデザインの選択肢が絞られてしまうためです。
エレキもアコギも1万円ほどで色々セットになって販売されている物もありますが、チューニングが不安定だったり、木材の狂いが出やすかったり扱いにくいのでおすすめしません。
ピック
エレキギター、アコースティックギターはピックと呼ばれる道具を使って弦を弾く事が多い楽器です。(ピックを使わず指で弾くこともあります)
色々な種類がありますが、最初はトライアングルピックと呼ばれる三角形で厚さは1mmのものがオススメです。
見た目からオニギリピックとも呼ばれます。
一枚100円ほどで、様々な形、厚さ、材質がありますので、自分のお気に入りの一枚が見つかるまで一つ一つ試してみると良いでしょう。
ずっと使っていると削れて変形し、弾き心地も変わり上達の妨げになりますので消耗品と考えましょう。
チューナー
ギターは張られている全ての弦を決まった音に調律する必要があります。
これをチューニングと言います。(チューニングのやり方)
チューニングをするにはチューナーと呼ばれる機器が必要になります。
スマホやタブレットがあれば「GuitarTuna」という無料のチューナーアプリが使えます。
Android、iOSどちらでも使用出来ます。
シールド
エレキギターの場合はギターをアンプなどに繋ぐシールドケーブル、通称シールドが必要になります。シールドを繋げられるタイプのアコギ(エレアコ)もライブ演奏時に使用します。
数年使っていると接触が悪くなってガリガリとノイズが出たり、断線するので消耗品のつもりで買いましょう。長さは最低でも3メートルから5メートルほどあると便利です。
ギターケース
大抵はギターを買うとセットで付いて来たりしますが、あまりペラペラで薄いケースですとクッション性が悪くギターを裸で持ち歩いているのと同じですのでケースに入れてる状態でも軽くぶつけただけで傷が付いたり最悪、折れたり壊れてしまう事もあります。
1万円ほどでしっかりしたクッション性の物が買えますので是非購入しておきましょう。
ギターの形状によってはケースが小さく入らなかったり、逆にケースが大きすぎてブカブカになってしまう事もありますので、実際にご自分のギターを持って行き店員さんに確認を取ってから入れて確かめてみましょう。
ハードケースは頑丈ですが持ち運びが大変なので、背負えるギグバッグと呼ばれるタイプがおすすめです。
何年も使っていると部分的に破れて来たりしますので、これも消耗品のつもりで。
以下の商品は僕が実際に購入し使用していますので、実物を確認したい場合はレッスンの際にお持ち致します。
交換用の弦
ピックと一緒に最も交換頻度が高くギターを弾く上での主な消耗品となるのが弦です。
使っていると黒く汚れたりサビたりして音程の狂いが起き切れやすくなりますので月一回ぐらいのペースで交換が必要になります。エレキは3弦が黒くなってきたら交換の目安です。
毎回、弾き終わった後にティッシュなどで一本一本弦をつまんで拭くと汗や手垢など汚れが落ちて長持ちします。
エレキの場合は、ダダリオというメーカーの「EXL120」という型番、
アコギの場合は、同じくダダリオの「EJ15」という型番の弦セットがおすすめです。
似たような名前やパッケージイラストの物が多いので楽器屋さんで購入される際は気を付けて下さい。店員さんに型番を伝えれば大丈夫です。
エレキギター弦
アコースティックギター弦
ギタレレ弦
カポタスト
略してカポと言います。
指の代わりにフレットを押さえ、難しいコードを簡単にしたり、曲のキーを瞬時に変えたり出来る便利グッズです。
主にアコギで使用することが多いですがエレキでも使う事があり、ギターを弾いて行く上でいつか必ず使う時が来ると思いますので、お一つ持っておく事をおススメします。
ネジを絞めて固定するタイプと、バネの力で固定するタイプがあり、バネの方は着脱がすぐに出来、使わない時はヘッドなどに挟んで置いておけます。
ネジタイプの方はお子様でも着脱がしやすく、チューニングがバネタイプよりも狂いにくいというメリットがあります。↓のリンクはネジタイプ。
必要とまでは行きませんが、持っておくと便利な機材をご紹介します。
チューナー
アプリではなく実物のチューナーです。
クリップで挟むタイプの物ですとシールドを刺す手間がないので扱いやすく便利ですが、周りに爆音が鳴っている環境だと反応しにくいというデメリットもあります。
エレキにもアコギにも使えます。
ギターアンプ
エレキギターの方限定です。
エレキは本体そのものの音はペチペチして頼りないですがギターアンプから音を出す事でギュワア〜ン!とロックなサウンドになります。
自宅で弾く際は小型のアンプで十分です。
「GAIN」や「OVER DRIVE」など音を歪ませる機能がついた物がオススメです。
ギターエフェクター
こちらもエレキ限定です。
ギターからアンプへ繋げる間に接続し、音色を変化させる機材です。
ギターアンプによっては音色を変化させる機能が付いている物と付いていない物があり、使用するギターアンプに影響されず、どんな環境でもある程度均一な音を出す事が出来ます。
使うにはシールドが2本必要になりますので注意。
エフェクターには様々な種類がありますが、最初は「マルチエフェクター」と呼ばれる複数のエフェクターが一つにまとまった機材がおすすめです。
どのエフェクターがどんな音色にする効果があるのか一つ一ついじって遊びながら確認してみましょう。
↑の品は起動に必要な電源アダプタが付属していないので、別途購入する必要があります。単三電池四本でも起動します。
ストリングワインダー
ペグを高速で回す事が出来る便利グッズです。
弦の交換をする際にペグを手でぐるぐる回すと疲れて時間も掛かりますので重宝します。
通称「アルトベンリ」
湿度調整剤
ギターケース等の中に入れておく事で湿度を一定に保ってくれます。
湿度を保つ事で木材が歪んだり金属パーツがサビるのを防げます。
使用期限がありますので切れたら交換しましょう。
ギタースタンド
立てかけるタイプの物ですと滑ってギターを倒してしまう危険がありますので、ネックの部分で吊るすタイプの物がおススメです。
安定性があり、吊るしている間は常にネックを伸ばす力が働きますのでネックが曲がるのを防ぐ効果もあります。
ストラップ
ギターを立って弾く時に使います。
長さを調整する事が出来、下記の品は一番短くするとギターがアゴに付くぐらいまで短くなりますので、お子様用としても使えます。
譜面台
発表会や自宅レッスンの際に使用しています。
他の譜面台に比べ半額並みの値段ですが、各パーツが太く作りはしっかりしています。
足台
ギターの位置を上げ腕、足、胸の三点でギターを固定する際に使用します。
足を乗せることが出来れば何でも構いません。
足台がない場合は足を組んでギターの位置を高くするという方法もあります。
練習用アプリ
生徒様に教えて頂いたiOS専用の無料アプリです。
曲のテンポを遅くしたり、音程を半音単位で変えたりする事が出来ます。
普段のレッスンでも重宝しています。
Android端末しかお持ちでない方にはこちらのアプリがおススメです。
こちらも無料で、テンポ、音程の操作が出来、シンプルで扱いやすいです。
メンテナンス用工具
プラスドライバー、六角レンチ、ニッパーがあれば取り敢えず大丈夫です。
ドライバーのサイズは、1番、2番。六角レンチのサイズは5mm、3mm、1.5mmです。
僕が個人的に気に入って使っている機材です。
ピック
文字が滑り止めになっていて持った時の安定感がとても良いです。
材質も削れにくく長期間使えます。
ステンレスフレット
通常のフレットに比べ硬く、物凄く長持ちします。
普通のフレットは2年ぐらい使っていると削れてきて交換が必要になります。
これは8年ぐらいほぼ毎日使い込んでいますがまったく削れている感じがなく、ずっと新品のようにピカピカで弦との滑りも良いのでビブラートやチョーキングがやりやすいです。
ピックアップ
老舗ピックアップメーカーEMGの人気定番モデルSAを2つと85を使っています。
良くも悪くも優等生な感じで、クリーンからリードサウンドまで広くカバー出来ます。
何と言ってもアクティブピックアップなのでノイズが少ないのが最大の魅力です。
ロックペグ
弦を巻きつけるのではなく挟み込んでロックするタイプのペグです。
チューニングの狂いが少なく、弦交換も楽になるので好きです。
HAPMというこのタイプはペグごとに弦を入れる穴の高さを変えられ便利です。
ヘッドフォン
スタジオ等どこにでも置いてある超定番ヘッドフォンです。
着けた時の側圧が少なく、音も穏やかなので長時間着けていても疲れません。
長時間着けていられるという点が一番のお気に入りです。
譜面作成ソフト
レッスンで使うタブ譜はこれで作成しています。
海外製品のためチョーキングは矢印での表記です。
操作も分かりやすく、他の譜面作成ソフトに比べ格段に安いのが良いですね。
ダイナミックマイク
ゴッパーの愛称で呼ばれる超定番のマイクSM58です。
仮歌を録る時ぐらいしか使いませんが、一本持っておくと良いかなと思い購入しました。
先の丸い部分を外すとSM57(ゴーナナ)とほぼ同じになりますので、SM58を買ったほうがお得かも?
コンデンサーマイク
アコースティックギターのレコーディングを行う際に使用します。
↑のダイナミックマイクよりも繊細で広範囲の周波数を拾う事が出来ます。
マイクの中にフィルムが貼られていて湿気、乾燥に弱いので容器に入れて湿度を一定にしておく必要があります。
変換ケーブル
スマホやiPodなどの音楽プレーヤーの音をステレオスピーカーへ送りたい時に必要になります。
ミキサーやスピーカーの受け口が「ピン」なのか「フォン」なのかを確認しましょう。大抵どちらかです。
こちらは「ミニステレオ」から「モノフォン」への変換ケーブル。
こちらは「ミニステレオ」から「ピン」への変換ケーブル。
変換プラグ
上記の変換ケーブル等と組み合わせる事で様々なジャックに挿す事が出来ます。
経年劣化で錆びたりして接触が悪くなりますので消耗品の感覚です。
こちらは「ミニステレオ」を「ステレオフォン」に変換する為のプラグです。
アンプやエフェクターの音をイヤホンで聞く際等に使用したりします。
黒い線が二本入っている物がステレオで、一本の物はモノラルですので気を付けて下さい。
こちらは「ピン」を「モノラルフォン」に変換するプラグです。
黒い線が一本なのでモノラルです。
2個あればステレオ出力が出来るようになります。
潤滑剤
ナットやブリッジなど弦の接点に塗る事でチューニングが安定します。
ロック式でないギターでアーミングをしてもチューニングが狂いにくくなります。
弦交換をしたら最後の仕上げにサっと一塗りします。